医院継承実例 04

医院を継承する最大のメリットは低リスク。
早く軌道に乗せられるから、むしろ新規開院よりも早く
自分の経験を生かした診療を実現できると思っています。

H28年4月開院 三条市興野

三条りゅうクリニック

院長 渡辺 竜助 先生

手術によるがん治療に長く携わってきましたので、
生涯にわたり病院の勤務医でいることしか考えていませんでした

三条りゅうクリニック院内

私は泌尿器科の専門医として病院では多くのがんの患者さんを診てきました。手術によるがん治療に長く携わってきましたので生涯にわたり病院の勤務医でいようと考えていました。独立あるいはどこかの医院を継承して開院するということは、意識していませんでした。

キッカケはある時、先輩医師の平岩先生から継承についての打診があったからです。その時はまだ開院ということにさほど興味がなかったのですが、いろいろな要素が重なってだんだん真剣に考えるようになりました。当時県央地域に基幹病院を建設するという話も出てきており、計画に伴って病院の編成というか、体制も変わっていかなければならない時期にきていました。加えて私自身の年齢や体力的なことを考えた時、継承という選択肢もあるのかなと思うようになりました。

病院の勤務医としては若手医師に承継する立場。連携医院では後継者として
継承していく立場。医療業界も地域ぐるみで世代交代していくことが大事

三条りゅうクリニック院内 実際は決断するまでには迷いもありました。がん治療が私のポリシーの一つですが、開院したらそういう患者さんはぐっと減りますし、手術も捨てがたかった。けれど私の中にも50歳という年齢を手術執刀者としてひとつの区切りとするべき、という考えがありました。ちょうど継承のお話があった時が50歳寸前。済生会三条病院ではロボット手術をはじめとする先端医療の土台も整えたという達成感もありましたので、手術中心の勤務医として第一線から退くのも悪くないだろう、と継承の決断をした次第です。

平岩医院は済生会三条病院としっかりと連携が取れていましたので、先生が辞められて連携先がなくなるのも困るのです。平岩先生が診断して病院に紹介された患者さんを、今度は病院で治療して、術後の経過はまた平岩医院で診るという病診連携が出来上がっていましたので、先生が辞めるということは病院にとってはチームのメンバーが1人減るような感覚。ファミリーみたいな存在ですね。だから誰かが平岩医院のような存在にならないといけないと内心思っていたところ、たまたま私がお話をいただいたので乗ってみたというわけです。

渡りに舟が何艘もやってきた

もう一つ大きなキッカケとなったのが仲介を務めてくれたクレアメディコの存在です。
平岩先生から継承の話をいただいた同じ頃に、クレアメディコの担当の方から連絡がきました。その担当者とは以前から面識があったので安心材料の一つになりました。

継承案件の医院名は明かされませんでしたが、同じ三条地域で泌尿器科で後継者をお探し…というと恐らく平岩先生という察しがつきました。
平岩先生からも打診があり、クレアメディコの担当者とも知り合い、これはもうタイミングが良過ぎるというか、渡りに舟が何艘もやってきたという感じでしたね。

継承の相場はある?調べようとしてもどこにもない。何もかも分からないことだらけ

三条りゅうクリニック院内 継承という人生で初の経験になるわけですから、とにかく分からないことだらけです。クレアメディコからは継承条件、契約、開院準備まで全てをサポートしてもらいました。
中でも不安だったのが平岩医院を引き継ぐ際に発生する金銭的な部分でした。それが果たしてどれくらいなのか全く分かりません。どこにも具体的な数字はないし調べようがない。
基本的には双方が納得すればOKということなのでしょうが、双方が納得といっても私にも何も資料がないので高いか安いかも判断がつかず…、それが不安といえば不安でしたね。結果的には非常に良心的な継承額で話をまとめていただいたと感謝しています。

何よりも低リスクが継承の最大のメリット

実際に継承してみてメリットだと感じるのは低リスクということではないでしょうか。
医院を継承するということは初めから患者さんもいて、慣れている看護師、事務のスタッフがいて全て揃っているということ。建物や検査の器械などは多少古くても、今後必要に応じて買い替えていくこともできるのです。

この地域で医療に携わって10年になりますが、私の専門である「泌尿器科」というキーワードを重ねると、平岩医院というのが適材適所だったと思います。
平岩医院は泌尿器科と内科を標榜していましたが8割が泌尿器科。自分自身の経験を最大限生かすことができるのは魅力でした。

軌道に乗ったら挑戦したい夢がある

三条りゅうクリニック院内 私はがんに携わってきた時間が長いので、クリニックでもがんの診断をしたら病院に紹介して、その後はまた病診連携を密にしながらその患者さんのフォローアップをしていきたいと考えています。現在のところはまだ術後も病院で診てもらいたいという患者さんが多数なのかもしれませんが、クリニックでも診られるということを啓発して地域の患者さんの間に広めていけたらいいですね。

病院では最先端で診療を行っていましたが、その臨床経験をこれからは患者さんの最も身近なところで発揮していこうと思います。オペをするのがいいのか、投薬治療がいいのか?患者さんの状態や置かれている環境なども総合的に判断しながら、的確な診断を素早く行うことが開業医の使命と思い、新しい一歩を踏み出したところです。

結局はいかに早く順調に軌道に乗せて、自分のやりたい医療をどれだけ早く実現させていくか。
そういう意味でも医院継承というカタチの開院はとても有益だと確信しています。

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